皆さんお疲れ様です!
お父さんブロガーのえるです。
前回記事、
に引き続き、今人気のAndroid 2機種
Xperia10 Ⅱ 64GB
GooglePixel4a 128GB
の、比較レビューをしていきます!
今回は実写の写真比較もしながら、
カメラ性能について書いていこうと思います!
各カメラのスペック
前回Part1でスペック比較表を掲載していますが、
カメラのスペックだけ再度掲載します。
Xperia10 Ⅱ | GooglePixel4a | |
メインカメラ |
・16㎜(超広角):有効画素数 約800万画素/F値2.2 センサーサイズ1/4 Samsung製 ・26㎜(標準):有効画素数 約1200万画素/F値2.0 センサーサイズ1/2.9 SONY製 IMX486 ・52㎜(望遠):有効画素数 約800万画素/F値2.4 センサーサイズ1/4 Samsung製 |
1220万画素/F値1.7 画素ピッチ1.4μm センサーサイズ1/2.55 SONY製 IMX363 |
★スペックの読み方解説
※1 ○○mmというのは「焦点距離」のことを表しています。数字が小さい程広い範囲を写せることになります。
23mmは、今日のスマホカメラでは標準的と言えるものです。
※2 F○○というのはレンズの「F値」のことを表しています。「明るさ」ともよく言いますが、明るいほど光を取り込む量が多くなります。
F値の数字が小さい程、明るいレンズを表します。
※3 センサーサイズと言うのは、光を受けるセンサーの大きさを表しています。センサーが大きいほどより多くの光を受けられるので、暗所撮影などで有利です。
Xperia10Ⅱのカメラの売り
Xperia10Ⅱはなんと3眼カメラ!
広角カメラ、標準カメラ、望遠カメラ
と、シーンに合わせて使い分けができ、非常に魅力的です。
カメラメーカーのソニーならではのテクノロジーを注ぎ込んだ、美しい画作りを実現。
ということで。
SONYは一眼カメラでもとても優秀なカメラ(一眼カメラ:αシリーズ、コンデジ:CyberShotシリーズ)を出していますからね!
画像処理や、地のセンサー性能でも差をつけてきそうですが、果たしてどうでしょうか?
GooglePixel4aのカメラの売り
GooglePixel4aは、カメラは1つだけですが、
Xperia10Ⅱよりもセンサーのサイズが少し大きく、レンズも明るいものを使っています。
公式には星空も撮れると謳われていますね。
今回の比較画像には載せていませんが、ポートレートモードではAI技術で人物境界線を認識して、自動でぼかし画像を作成してしまいます。
AIなんかはGoogleが得意そうな分野なので画像処理に期待が持てますね!
では、それぞれで同じシチュエーション、場所で写真を撮ってきましたので比較していきましょう!
比較ですので、Xperia10Ⅱ は標準カメラを使用していきます。
カメラアプリを開いて、そのままシャッターを切っています📸
(※変なところをタッチすると、タッチしたところを基準に写真の明るさが決まってしまうため)
日中での屋外撮影
まずは、照度も十分にある日中の公園で撮影しました!
【公園の遊具を撮影】
Xperia10Ⅱ
GooglePixel4a
え、、全然違わね?、、
まず、空の色が全く違いますよね...
GooglePixel4aのほうが圧倒的に綺麗な青空をしています。
Xperia10Ⅱの方はと言うと、、青が出ていませんよね...
「GooglePixel4aは彩度盛りすぎなんじゃないの?」
という意見も出そうですが、そんな事はなく。
その場に居合わせたリアルな空の色と比べても、GooglePixel4aの方が正確です。
これはXperia10Ⅱ、ちょっと残念ですね。
また、細かい点を観察してみても、どうもGooglePixel4aのほうがキレイに描写できてます。
遊具の左に見える看板を拡大してみると、
こんな感じで、残念ながらXperia10Ⅱの方は白飛びして文字も完全に潰れています。
GooglePixel4aのほうは文字を読めるまではいきませんが、何文字書いてあるかくらいは分かります。
かなりの差ですね。
【公園のイチョウを見上げて撮影】
Xperia10Ⅱ
GooglePixel4a
公園のイチョウを見上げて撮影しましたが、
やはり、青空はGooglePixel4aの方がきれいで正確です。
GooglePixel4aのほうは、葉や木の影のメリハリが効きすぎているので、私的にはXperia10Ⅱも落ち着いた感じで好きなのですが。
好みで分かれるかも知れませんね。
【夕暮れ時に牧場で風景撮影】
Xperia10Ⅱ
GooglePixel4a
こりゃまたすごい差です...
まぁ、ぶっちゃけ好みが分かれるのかも分かりませんが。
Xperia10Ⅱのほうは大分暗い感じで写ってますね😶ノスタルジックと言えば聞こえは良さそうです👍
GooglePixel4aは大分明るく写ってます!
標準的にHDR撮影が効いているからでしょうね。
空の色も深いです。
パッと見「映え」るのはGooglePixel4aでしょう。
どっちが自然かと言うと、、微妙なのかも知れません。
間を取るぐらいが実際の見え方かもですね(笑)
薄暗い室内撮影
【日中の薄暗い室内(本棚)】
Xperia10Ⅱ
GooglePixel4a
こちらは何となくXperia10Ⅱのほうが明るく撮れている気がしますね!
露出補正すればGooglePixel4aでももう少し明るく撮れそうですが、Xperia10Ⅱのほうが色も鮮やかな気がします。
【薄暗い室内から窓に向かって撮影】
このようなシチュエーションでは、ダイナミックレンジの広さが物を言います。センサーの小さなスマホカメラには厳しい条件の一つです。
スマホで撮りました感が一番出てしまうポイントですね。
Xperia10Ⅱには、HDR撮影機能がついていますので使ってみましたよ。
GooglePixel4aは標準的にHDRモードになっています。
Xperia10Ⅱ
Xperia10Ⅱ (HDR撮影)
GooglePixel4a
Xperia10Ⅱの標準モードでの撮影は、窓の向こうがかなり白飛びしていますね...
スマホで撮りました感がすごいです。
しかしこれがHDR撮影モードにすると劇的に改善しました!
白飛びが無くなり、カーテンのひだや、背後の壁まで写ってます。こりゃすげえ👍
難点はと言えばいちいちカメラで「HDR撮影」を選ばないとならないところですかね。
GooglePixel4aは標準的にHDR撮影なのですが、Xperia10Ⅱ(HDR撮影)程の効果にはならないようです。
しかし、スマホで撮りました感を感じさせない自然な仕上がりは流石ですね。
低照度撮影
【夜のショッピングモールの外観】
Xperia10Ⅱ
Xperia10Ⅱ (ナイトモード🌙)
GooglePixel4a
GooglePixel4a (ナイトモード🌙)
これも結構差が出ています
Xperia10Ⅱの標準モード撮影は大分暗いですね😂
真っ暗で建物の輪郭も見えないほど黒潰れしています。建物の中の電気はというと今度は白飛びしていますね😱
これでISO320ですが、ダイナミックレンジが随分狭くなっています。
ナイトモードにすると、若干改善されましたが、建物の輪郭がなんとか見えてくる感じ。ダイナミックレンジは大分改善されたようです。
GooglePixel4aに関しては、素の状態でXperia10Ⅱのナイトモードも上回る描写です。
拡大して確認します。
タイルに書かれている文字を見るとXperia10Ⅱでは描写し切れていませんが、GooglePixel4aでは文字の判別ができます。
タイルの色もGooglePixel4aのほうが鮮やかに写ってますね。
Xperia10Ⅱの完敗と言えるでしょう。
その上、Xperia10Ⅱのナイトモードの画像処理は少なくとも5秒以上(10秒程度かかったかも)はかかりましたが、
GooglePixel4aのナイトモード処理は1〜2秒で終わります。
GooglePixel4aの方は、ナイトモードにしても全く違いが分かりませんでした(笑)
素の能力が高いので良しとしましょう。
【照明を消した室内でキャンドルを撮影】
Xperia10Ⅱ
GooglePixel4a
うーん。。。こちらも随分違いますね。。。
暗所ではXperia10Ⅱは、GooglePixel4aには叶わないようです。
GooglePixel4aは文字もくっきりですね!
カメラ性能総評
Xperia10 Ⅱ | GooglePixel4a | |
レスポンス | ・シャッターボタンを押した際の反応が少しだけ遅れて感じる ・画像処理速度は並以下 | ・シャッターボタンを押した際の反応がとても良い ・画像処理速度は速い |
△ | ○ | |
カメラアプリ機能性 | ・HDR撮影の選択可能(逆を言うといちいち選択しなければならない) ・マニュアルモードではシャッタースピードなどを選択でき、玄人向けな使い方が可能 | ・モード選択が直感的に行えるUI |
○ | ○ | |
日中での屋外撮影 |
・全体的に彩度が低く、落ち着いた風合い。実際よりも彩度が低い点はマイナス。 ・精細感ではGooglePixel4aには劣る |
・彩度が丁度よく調整されていて、実際の見た目に近い。 |
△ | ○ | |
薄暗い室内撮影 |
・色合いが正常に保たれており、明るめに撮影された。 ・通常モードでは逆光にはとことん弱く、HDR撮影では劇的に改善される |
・Xperia10Ⅱより色合いが悪く、暗く撮影された。 ・標準時でHDR処理されるため、逆光でも奇麗な画像が得られた。 |
○ | ○ | |
低照度撮影 |
・通常モードでは暗い箇所は暗く潰れ、明るく箇所は白飛びした。 ・ナイトモードでは若干改善されるものの、依然としてGooglePixel4aには及びなかった。 |
・通常モードで、Xperia10Ⅱの性能を上回っており、大変良好な結果。 ・ナイトモードを使用する意味はあまりない |
△ | ◎ | |
総評 | △ | ○ |
総合評価では確実にGooglePixel4aに軍配が上がります。
Xperia10Ⅱでの撮影で、日中屋外でもHDR撮影試せば、もう少しGooglePixel4aに迫ったかも知れませんが...
逆光でもないシーンなので、HDR撮影を使わねばならない、という思考にはなりませんでした😓
正直、カメラのレスポンスにもかなり差があり、GooglePixel4aは取り出してサッと撮れるのに対して、Xperia10Ⅱはワンテンポ遅れてシャッターが切られる感じ。
また、
今回はXperia10Ⅱは標準カメラ使用して比較しましたが、望遠・広角撮影もできます。
しかしこれ、便利なようで器用貧乏感が否めません😱
わざわざ標準カメラのSONYのセンサーを使わずに、センサーサイズも小さいSamsung製センサーで撮影する気には到底なれませんでした😰
しかも頼みの綱の「HDR撮影」は、望遠・広角では使用できないというデメリット付。
あまりにも “おまけ機能” 過ぎます⤵
2つのカメラを取り払って、標準カメラに力を注いだほうが絶対に良かったと思われます...
厳しいことを言うようですが、Xperia10Ⅱのカメラは、数年前の一般的なスマホカメラ並の性能しか期待できないようです。
まとめ
Part1、Part2と贈ってまいりましたが、
参考になりましたでしょうか?😄
Xperia10Ⅱはそこそこ性能だけども、長く使いたい人向け。
GooglePixel4aはバッテリーはまだまだ弱いけど、超絶なコスパを体験したい人向け。
といった具合でしょうか。
高い買い物ですので、よく考えて選んでみてくださいね。
以上でした!