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ヒガンバナなどの毒のある植物をなぜ植えるの?‐子ども科学電話相談質問解説

皆さまお疲れ様です!

おとうさんブロガーの える です🔥

 

今日も、子ども科学電話相談の解説のコーナーをはじめましょう( ・ิω・ิ)

本コーナーでは、子ども科学電話相談での、面白い質問・深い質問を取りまとめて解説しております。

※決して先生のご回答がわかりにくいと言ってるわけではないので悪しからずm(_ _)m

今日の質問内容は?

今日は2020年11月8日(日)11時台 での質問で、

小学5年生の女の子の、

「ヒガンバナなどの“どくのしょくぶつ”を、どうして植えるの?」

という質問を取り上げたいと思います。

 

回答された先生は、植物の分野の先生

田中修(たなかおさむ)先生 です。

聞き逃し配信 

2020年11月8日(日)

11時台 16分00秒あたりからの質問

NHKラジオ第1 子ども科学電話相談をらじる★らじる

先生のご回答は?

なせ質問者の女の子はこのような疑問を持ったのでしょうか?🤔

(女の子)

植物図鑑に、「どくのしょくぶつ」というページがありました。その中に出ているレンゲツツジやヒガンバナなどが庭や花壇にたくさん植えられているんですが、どうして毒があって危ない植物を庭に植えるんですか?

とのことで、

確かに毒のある植物が身近にあるなんて、びっくりしますよね(゜o゜;

ヒガンバナなんてどこにでもありますからね。f:id:el1220:20201114230638j:image

田中先生どうでしょうか!

昔は「動物からお墓を守るため」

(田中先生)

植物図鑑には毒の名前書いてありましたか?

(女の子)

はい。

(田中先生)

じゃあ、一緒に覚えようか。「リコリン」って言うんや。

(女の子)

リコリン

(田中先生)

そうそう。それが、ヒガンバナが持っている有毒な物質なんや。

ということで、田中先生はいつも何かキーワードを1つ覚えてもらうスタンスですね😆

 

(田中先生)

ヒガンバナはその物質のおかげで、昔、役に立っていた。どんな役に立っていたかっていうと、昔は亡くなった人の体を、そのままお墓に埋めたんやね。

亡くなった人の体をネズミやモグラが来て食べたら、あかんやん。だから近づけんように、お墓の周りにヒガンバナを植えて、守ってたんやね。

と言う事ですね。

いや、なるほどですねぇ😳これは知りませんでした。

毒をもって毒を制す感じですね!

調べてみますと、日本も昔は「土葬」で遺体を葬っていたらしく、

「火葬」にどんどん切り替わってきたのは仏教が伝わってきてかららしいですね。

現代は「鑑賞用のため」

ではなぜ現代でもよく見かけるのでしょうか?

(田中先生)

現代では。毒を持ってんのは知ってるけれども、見るだけの観賞用の花としてはきれいだし姿形もいいから、だから栽培しようという人が増えてきてんの。

だから近くの公園や道路の花壇に植えられてんやね。

ということで、

現代でも、よくみかけるのは「綺麗だから」と言う事ですね😄

まぁ、ヒガンバナの見た目なんてすごいおしゃれですもんね。

スイセンでは食中毒に注意!

(田中先生)

でも、この植物の仲間でね、有毒な物質を持ってるっちゅうことをあんまり知られてへんのが身近にあるんや。スイセンという花しってる?

(女の子)

はい

(田中先生)

ニラの葉っぱとスイセンの葉っぱって、よ~く似てるんや。だからニラを収穫するときに、うっかりスイセンの葉っぱを混ぜてしまうと、食中毒が起きて、おなかこわしたり戻したりしてしまうのね。だからこれは、気をつけないかんねん。

と言う事で、

スイセンの花もヒガンバナ以上によく見かける花ですが、実は毒が有るのですね😱f:id:el1220:20201114232545j:image

スイセンとニラの比較画像は、「長野市」さんのホームページにわかりやすいものがありました。

もう同じですね、全く(笑)

実はスイセンもそうですが、ニラもヒガンバナ科だそう。

似ている事とはあまり関係無いかもですが、仲間ではあるのですね😅

実際に食中毒起こしました(;´∀`)

実は私も子どもの頃にスイセンを食べてしまい、食中毒を起こした事があります😂

あの時は母が、畑に生えていた「浅葱(アサツキ)」を収穫したときに一緒にスイセンが混じっていて、

めちゃくちゃ吐きました(笑)

食べても別に変な味がするわけでないので、躊躇なく食しました(-_-;)

毒成分の「リコリン」は催吐作用(吐いてしまう作用)が非常に強いので、とにかくあっという間に全部吐きました🤮

すぐに吐いてしまうので、毒が体内から出たのか大事には至りませんでしたが、結構苦しいので皆さんも気を付けましょう(^_^;)

毒を持っている身近な植物は結構ある

(田中先生)

ヒガンバナやスイセン以外にも、有毒なものを持ってる植物って結構あるの。有名なものだと、トリカブトとかアジサイとか。実は多くの植物が、有毒な物質を持っているんや。

植物を食べる動物に、食べ尽くされたらかなわんからね、体を守るために、そんなん持ってるの。

と言う事で、

トリカブトは私は見たこと無いですが、

昔、「トリカブト保険金殺人事件」で一躍有名になった気がします。

 

アジサイも有毒ですが、アジサイのどの成分が毒を持っているのか、まだ分かっていないです🧐

その他には、スズランなんかも身近で毒を持った植物ですよね。

かわいい顔して恐ろしいです(笑)f:id:el1220:20201114232650j:image

(石井アナ)

毒のある植物といっても、食べたりしなければ身近に咲いていても大丈夫ということですよね?

(田中先生)

大丈夫ですよ

と言う事で、鑑賞するぶんには大丈夫ですが、食べたりしないよう気を付けましょう(笑)(^_^;)

 

まとめ

身近な植物で、かわいい顔して侮れない植物はたくさんあります🤤

誤って口にしてしまわないように、注意しましょう!

 

今回の回答難易度f:id:el1220:20201114230242j:image

※個人的な難易度設定です